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4月9日からイタリアで開催されるミラノサローネ、併催されるユーロルチェのレポートセミナー、JIDA/日本インダストリアルデザイナー協会主催「あかりサロンNo.27」を4月22日7時から、六本木アクシスギャラリーで開催します。

ゲストパネラーに照明デザイナーの永津努氏をむかえて、テーマを「DESIGN VALUE 2.0」と題し、プロダクトとしてのデザインデザインの価値を再考します。

JIDA/日本インダストリアルデザイナー協会・ライティングデザイン研究会のサイトで受け付けしています。

http//www.akari.gr.jp

近年は住宅やビルなのどのオートメーション化が注目されています。大規模なビルなどはすでに導入事例がありますが、住宅はこれから徐々盛んに話題になるかと想像します。住宅規模が日本と比べて比較的大きな米国などは、かなり前から電灯線を使った通信規格X10などがあり、調光やブラインド制御、ペットの餌やりまで、から普及もしているようです。日本は住宅事情が違うので、同じ内容や使用方法ではなく、国内独特の普及をしていくののではないかと思います。今回は、その使い方の前段階として、デザイン性が高いいくつかのスイッチプレートを紹介します。すべて欧州で販売れている、KNX対応の製品です。

 eelectron

イタリアの郊外に本社を置く制御メーカーです。KNX対応の製品を製造しています。

9025シリーズ。四角いプレートにスリット状のタッチスイッチ。写真のように10点、8点、2点などバリエーションがあります。KNXはそのスイッチに様々な機能を割り当てるこことができます。なにも書いてないと何のスイッチかわかりませんが、オプションで文字入れもできるようです。

Eelectaシリーズ。十字に切られた四つのプレートは中央と段部とのシーソースイッチになっています。4×2の8点のスイッチになります。

 TENSE

ベルギーの制御メーカーのスイッチです。

Trimless switch。名前の通り枠がありません。通常と施工が事なり、内装施工で表面を一緒に仕上げます。フロスのソフトアーキテクチャと同じ壁と一体化したスイッチです。これも同じくKNX対応のスイッチです。

  施工の途中

施工完了

カタログに掲載されているの施工手順

GIRA

ドイツのGIRA社のはこの分野での機能とデザインのトップを行くメーカーです。KNXの他、GIRAオリジナルの通信規格も展開しています。欧州だけでなく、中国や韓国などアジアまで広く販売されています。残念ながら日本の市場にはあまり興味が無いようです。

ホームオートメーションシステムの中核となるGira G1。 照明、空調、インターフォンなど、様々な表示画面を持つ操作表示プレートです。

GIRAのG1は日本国内と同じ縦長の形状ですが、海外のスイッチプレート及びそれを取り付けるボックスのは正方形が殆どです。この点も海外の製品が日本で使われない一因かと思います。綺麗なデザインのスイッチプレートが国内でももう少し普及してほしいですね。

欧州では様々なスイッチプレートがあります。デザインのバリエーションがあり、使ってみたくなる製品がたくさんあります。幾つかの製品を紹介します。

 

ドイツGIRA社のスイッチ

欧州にはシンプルでモダンなデザインのスイッチの製品は多くありますが、代表的な会社はドイツのGIRAです。製品のカテゴリースイッチだけでなく、ホームオートメーション機材などコントロール製品まで幅広く展開しています。E3シリーズはシンプルなフォルムに多彩な色とテクスチャーのバリエーションがある製品シリーズです。

 

トルコのMAKEL社のスイッチ

1977年創業のトルコイスタンブールにある、MAKELの製品はザインはシンプルですが、素材のバリエーションが豊富です。写真の製品の素材は、樹脂、ガラス、木、金属です。

 

 

ロシアBIRONI社のスイッチ

モダンなデザインもあれば、一方レトロなデザインもあります。ロシアのモスクワのスイッチメーカーBIRONIは材質が磁気のロータリースイッチをラインナップしています。主に直付け型ですが、壁埋込のモデルもあります。写真は磁気バリエーションです。側面に書かれた図柄がレトロ感を醸し出しています。

 

海外製品が入って来ない理由

日本の生活や設備に合った国内メーカーが主流になるのは当然ですが、特徴に富んだ欧州の製品がもう少し入ってきても良いかと思います。なぜ、全くといっても普及しないのでしょうか。色々な方に話しを聞いてみると幾つかの理由はあるようです。

 

日欧のスイッチボックスの規格違い

スイッチなどの部品を壁に取り付ける場合は、壁の中にとりつける為のネジ穴や結線スペースとしてのスイッチボックスが埋め込まれます。日本の標準はは約60mm×約100mmの縦長サイズです。欧州の場合は約70mm角になります。通常の工事ならば、特に指定しないかぎり、電気工事側の判断で日本仕様のスイッチボックスで施工します。欧州のスイッチ製品を使う場合は、前もって指示する必要があります。

 

製品のPSE取得が必要

日本の電機製品には電気用品安全法でPSEの表示が義務づけられています。PSEには二種類あり、メーカー側の自主検査で表示できるPSE[○にPSE表示]と、メーカー側検査に加え、第三者機関での検査が必要となる特定電気用品[◇にPSE表示]があります。第三者機関での検査は数十万程度かかります。スイッチ類は特定電気用品になりますので、国内で販売する場合は輸入業者が、管理とコストを負担することになります。

 

スイッチプレートが進化する

国内のスイッチは大手が独占しており、その規格や流通が一般化しており、それ範疇以外で施工するとなると思ったより面倒なのかもしれません。今後はスイッチは単なる照明をON/OFFするボタンでなく、ホームオートメーションの端末のなっていくと予想します。これからは、デザインのみならず機能などより注目される設備です。次は「ネットワーク端末としてのスイッチプレート」の記事を寄稿予定です。

writer:馬場美次

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Artemide / Alphabet_of_Light

組み合えせてアルファベットを表示が表現できる、プリカーボネイトチューブのカバーの製品です。長さの違う二つの直線本体灯具、円弧の違う二つのカーブ本体灯具、円弧の違う三つのカーブジョイント灯具、三つの直線ジョイント、これらを構成することでアルファベットを表記でき、言葉を伝える照明器具になります。文字ではなく、円形や直線の器具としも展開できます。できあがるフォントにちょっとクセがありますが、ありそうで無かった製品です。内部の光源は、アルミ基板のテープライトLEDです。

 

davide groppi / infinito flash

最後はdavide groppiのflashとinfinitoです。カベの間に光るワイヤー張って設置します。二つの製品の違いは太さで9mmがflash、infinitoが18mmです。説明によると長さは自由に切れるようです。当然ながら電源部は別置になっています。空間を光のラインで切り取るイメージはとても面白い製品です。究極のミニマリズムデザインです。明るさも最長12mの物で14400 lmあり、充分な明るさです。テープライトは新しい器具と使い方を創り出しているようです。

さらに注目したいことは、このような特殊な製品もDALI対応になっていることです。欧州発の調光規格DALIのことは、別の記事でとりあげます。

writer:馬場美次

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2017年4月ミラノで開催された、ユーロルーチェには今年も様々な新製品が展示されていましたが、そのなかでも幾つかのブランドに共通のデザインの展開が見られました。LEDテープライトによる、直線・曲線などのライン状に光るデザインディティールを持った製品が多くみられました。それらをピックピックアップしたいと思います。

ingo maurer / Blow Me Up

まず最初は、インゴマウラーの「Blow Me Up」です。細長い風船とLEDテープライトを組み合わせた、Ingoらしいユニークな製品です。パッケージもそのフレキシブル性を生かし、コンパクトにまとまっています。ワイヤーとりつけ部分がマグネットになっているなど、ディテールにもこだわっています。

 

Flos / ARRANGEMENTS

Flosもテープライトを生かした製品を多く出展していました。Michael Anastassiadesデザインのミラーと組み合わせた「ARRANGEMENTS」は幾種類のリングや直線形状の発光部を組み合わせる、大きなペンダントです。組み合わせによって幾通りのパターンができます。

Flos / LA PLUS BELLE

Flosからもう一点、Philippe Starckデザインの「LA PLUS BELLE」です。これはオーバル形状のミラーの縁にLEDをいれたミラーライトです。フレキシブルに発光するLEDテープライトの特徴を生かした、機能とデザインを両方に生かした、ありそうで今までなかった製品です。

writer:馬場美次