山崎貴氏の初めての監督作品の映画「ジュブナイル」の中に、昔の規格のディスクが読むことができて、その時代で作ったロボットを再生する話しがありました。ごく最近の出来事でも、VHSを再生する装置の販売終了、MD製造終了、比較的新しい規格のブルーレイディスクも製造終了になりました。今ある技術や規格がずっと使えるわけではないのです。
以前は照明は枯れた技術をで製品をつくっている、テクノロジーには縁遠い業界でした。しかしLED光源が実用化され、照明にもテクノロジーの波がやってきました。特に制御の分野では著しく、照明を制御する規格が色々開発さています。ビルオートメーションと組み合わせて、施設のエネルギー効率を高めたり、スマホから制御できる便利なシステムまで様々です。無線有線など、色々増えています。
これらの技術や規格は照明器具の何の機能を調整してるのでしょうか。じつはとても単純です。調光調色が殆どで、その他でもカラーライティング程度です。カラーライティングは一部複雑な機材もありますが、調光調色ならば色温度の異なる二種類のLEDだけ、2チャンネルで制御できます。制御のきっかけとなる部分、それを伝える部分は進化してますが、最後の出口では大きな進化ありません。つまり、出口だけの制御ならば、枯れた技術でも十分だったりします。
新しい技術と規格は、色々な要因で無くなってしまう可能性があります。建物の寿命は永く、100年超える物も少なくありません。そのなかの照明設備は適時に改装さてるとしても、元の設備との関係をどうするかは問題になります。変わらない建築と、進化の早い制御技術にギャップが生まれる可能性が予想できます。その時代に合わせて設備を導入しても、それらを動かす機器が製造中止となり100年経ったら使えないかもしれません。特に電子部品は短命のものがあり、結構頻繁に製造中止になっています。
余計なお世話かもしれませんが、いまある規格をならべ、長続きするかをチェックしてみました。無くならないと思う物を◎、たぶん無くならない規格を〇、無くなる可能性があるものを△で表示してみました。下記4点がチェックの基準です。
1.規格が一般の既成技術の物は今後も無くなりません、位相制御などがこれにあたります。
2.すでに長く使われていて機能がシンプルな物も無くなりません。DMX/1990などです。DALIもそれに近いですがちょっと複雑なので〇にしています。
3.メーカー独自規格は△です。一部の製品は、すでに仕様が変わったり機材が製造中止になっています。技術を持って居る会社の規模や導入実績で〇の規格もあります。
4.無線も進化が著しいカテゴリーです。国によって基準がことなったり、認可が必要な点も存続にはマイナスです。普及して部品も安価になっているWi-Fiが唯一◎にしました。
いかがでしょうか。これは全くの個人な考えで、無責任な基準です(コメントは受け付けておりません)。その点、ご留意とご理解をお願いします。100年後なにが残っているのか、どんな新しい規格ができているか、興味は尽きません。
